人事労務ニュース

労働保険（労災保険・雇用保険）は、毎年、前年度の確定保険料の申告・納付と新年度の概算保険料の申告・納付の手続き（年度更新）が必要です。
平成24年度の年度更新期間は、6月1日から7月10日です。更新用の申告書は、事業主様宛に5月末までに発送されますので、期間中にお近くの労働基準監督署、都道府県労働局、金融機関で申告・納付手続きをお願いします。なお、パソコンを使って電子申請を行うこともできます。ご不明な点がございましたら、お気軽にお問合せください。

今日も暑くなりましたが、今夏は、例年並みかそれ以上の暑さが予想され、電力需給のひっ迫が見込まれることから、熱中症に対する予防対策を重点的に実施する必要がありそうです。
特に屋外での作業では、ＷＢＧＴ値（暑さ指数）の基準値が超えることが予想される場合には作業の回避や作業時間の見直しを行うなどの対策をとってください。

厚生労働省と文部科学省が5月15日に発表した「2011年度の大学等卒業者就職状況調査の結果」によると、大学生の就職率は93.6％で、前年同期を2.6ポイント上回った。前年10月１日の内定率からの伸び率は33.7ポイントで過去最大を記録。また、厚生労働省発表の「2011年度高校・中学新卒者の求人・求職・内定状況（2012年3月末現在）」によると、高校新卒就職内定者数は約15万5,000人で前年同期比3.7％増、内定率は96.7％で同1.5ポイント増だったとのこと。なお、東北の被災3県はすべて内定率が前年を上回ったとのことです。

厚生労働省では、毎年6月を「外国人労働者問題啓発月間」と定めています。今年は「We are the one ～共に働ける社会へ～」を標語に労働条件などルールに則った外国人雇用や高度外国人材の就職促進について周知や啓発を行うとのことです。

国際労働機関（ILO）が、5月22日に公表したデータによると、2012年の世界の若者（15～24歳）の失業率は12.7％になり、昨年より0.1ポイント上昇するだろうとのことです。欧州財政危機を背景に、若者の失業率は2016年までは高止まりが続くと予想しています。