人事労務ニュース

不況期だった2年前の調査時に比べ、求人数の増加は見られるものの、労働者のスキル不足を原因とした充足困難が続いているようです。また、企業でも、スキル不足に対応した訓練が必ずしも実施されていない状況が明らかになっているとのこと…。

欧州連合（ＥＵ）の統計機関ユーロスタットが、7月31日にユーロ圏17カ国の2012年6月の失業率（季節調整済み）が前月と同じ11.2％だったと発表した。1995年の統計開始以来の最悪の水準とのことです。

日本能率協会では、「個の成長」「組織の活性化」「組織の社会性」を同時に実現していくプロセスを「能力開花－KAIKA－」と定義し、その普及活動の一環で、次世代の組織づくりに向けて優れた活動を行っている企業・団体を表彰する「能力開花大賞」を創設、先日、第1回受賞企業が発表され、「能力開花賞」にトレンドマイクロ株式会社 コンシューマビジネス、富士ゼロックス株式会社 コントローラ開発本部の2社が選ばれました。

先般、衆・参議院で成立し、公布が待たれていた改正労働契約法ですが、8/10付の官報で公告が行われました。
今回の改正労働契約法のポイントは以下の３点です。

・有期労働契約者の期間の定めのない労働契約への転換
　（施行日は、8/10から1年を超えない範囲内で政令で定められます）
・有期労働契約者の「雇止め法理」の制定法化（8/10施行）
・期間の定めがあることによる不合理な労働条件の禁止
　（施行日は、8/10から1年を超えない範囲内で政令で定められます）

韓国では、「男女雇用平等および仕事と家庭の両立に関する法律」の改正法が、2012年7月3日に閣議決定され、8月2日から施行されました。この法改正により、経済的理由で育児休暇を取得できなかった労働者の短時間勤務が容易になるとともに、病気の家族を介護する労働者が３ヵ月間の介護休暇取得後、職場復帰することが可能となりました。