東京都目黒区中目黒の社会保険労務士 小泉事務所ニュース
目黒区、渋谷区、中目黒、自由が丘、広尾、代官山、恵比寿をメインに労務問題解決中!
うつ病で自殺した自動車大手(マツダ社員)の男性の両親へ「事後対応による精神的苦痛」を認め、約6,300万円の支払いを命じる判決がでた。男性は2006年にエンジンのオイルフィルターの購買業務を担当。取引先との間でトラブルが頻発したが上司の支援はなく、長時間の残業などが重なりうつ病を発症、2007年4月に自殺したもの。2009年1月に広島中央労働基準監督署が自殺は過労が原因として労災認定していた。
両親が会社に対し損害賠償約1億1,000万円を求めており、判決では「自殺直前の労働は質的、量的に過剰で、自殺は業務に起因する」と指摘。「心身の健康への配慮を怠った」と、マツダの責任を認め、「葬儀で上司が冗談を言うなどし、両親は二重に精神的苦痛を被った」と認定し、約6,300万円の支払いを命じたもの。